トルコ人のジャン
やっと生活が落ち着いた。昨日はジャンの強引な誘いでガムツリーで売りに出してあったハンディカメラを車で1時間かけて買いについてかされた。ジャンは自分をトルキッシュだと言っていた。トルコだとは最初わからず、国旗を見て分かった。
最初なんとなくゲイかなと思っていたけど息子もいてツレも多い。建築関係で働いている。というか親方?cocaineの話をよくする。ガンジャを車内で巻いて吸いながら運転する。
途中マックのドライブスルーへ。ジャンがいきなりマイクに向かってキレ出して、火の玉ボーイってこうゆう奴の事なんだなと思った。マイクの通信機をつけた店員は、メガネを掛けて太っていて、ファットボーイスリムのジャケのアメリカンデブみたいだなと思った。俺は静観していた。
そんなこんなでカメラを買った。道中延々とトルキッシュソングが流れていた。ジャンの運転はびっくりするくらい荒かった。たまに俺が曲を流す。普通にhip-hopやハウスを流した。mcdeの曲をシャザムしていた。
家に帰って、ドラックディラーがたまたまきていたので3グラム買った。かなりのハイドロ。品種を聞いとけばよかった。いつも一階の駐車場で円になって皆んなガンジャを吸っている。
いつもいるディグラスは俺の一個上で、血筋はルワンダだけどフランス人。だから黒人で、長めのドレッドをしている。洗練されたhip-hop好きの黒人ってイメージだった。気がきく所がヨーロピアン。なんか品がある。ディグラスは学生ビザらしい。手続きしてから三ヶ月経つけど受理されない。目の奥が優しい。いいヤツ。バイトの話とか、真面目な話をする。日本人の男の子がホステルの支払いをせず飛んだ時、ディグラスは俺に彼はどこにいるか聞いてきた。飛んだから、一応俺は知らないの一点張りで乗り切ったが普通に知っていた。ディグラスは多分苦労してきたから人を労われるんだな〜。知らんけど。
とりあえず今部屋にいて、目の前でジャックとジャンがガンジャ巻いている。俺は寝る。