二日間
同室のイカレたジョーボーという奴と仲良くなって早2日。
こっちが英語全然聞き取れないにもかかわらずジョークを連発してくる。唯一聞き取れたジョークは、俺はスナイパーで、スコープを覗いてあそこの木を撃とうとするけど木の横のビルの窓から裸の女が見えたからセンズリする、という下品なものだった。
ジョーボーとウィスキーの缶を10本空け、そっから街に繰り出した。ジョーボーがかなりイカレていたのでそわそわした。シーシャを吸うかと言われて、シーシャ吸ったりポールダンスへいきなり入ってったりした。まぁ楽しかったが金がない。その後KFCでチキンを食べた。クラブへ行こうと言われたが、パスポートがなかったために一度家に帰った。
クレイジーホースとかいうクラブで待ってるからと言われたが、全然わからない。歩き出して数十分後、やっと見つけたがやばい店だった。下着を着けた女性たちが接待する店で、こんな店では金がかかってしょうがない!と思い逃げ出す。財布忘れたとかいって。
そっから宿で待っていると全然来ない。奴はどこだ。それから12時ごろ喉が渇いたので自販機行くと、奴はリビングでYouTubeを見てやがった。待って損した。
次の日、アデレード唯一の日本人友達のかずくんと電話した。彼は今メルボルンにいるらしい。仕事が見つからないそうだ。
アデレードも全然よさげなジョブがないんだよ、というとファクトリーがいいよと教えてくれた。だが、レジュメが問題だ。
なんやかんや宿に戻り、またジョーボーと会う。ハングオーバーとか言ってずっと寝てやがった。素知らぬ顔してタバコを吸う。知らんわ。
韓国の20歳の女の子二人がジョーボーに近づいてきた。完璧に男を漁りたい目をしている。その後、ヨーロピアン二人がHUBへ持っていった。金がないからついていかなかった。宿の俺のベッドの足元の男は毎日チャイニーズを連れ込んでやっている。アジアンは白人が好きらしい。
その日はなんもしなくて、寝た。ジョーボーはまだハングオーバーらしい。知らん。