mskzのブログ

2018.4.23に渡豪

旅の終わり

現在日本にいる。このブログをしっかり締めてこそ本当に旅が終わったと言えるんじゃないか、そう思って書いてる。


sale から電車やバスでファームを行き来して道行く人らに聞き回り、それでもいい答えを貰えず、仕事斡旋してくれる宿に断られ、何日かの野営で気持ちはすっかり折られていた。母に頼んでフライト費用を振り込んで貰う。惨めな気持ちで夜空を見上げた。道中優しくしてくれた友達、ogの方の気持ちをも裏切った気分だった。なにより自分に嫌気が差した。


日本に帰る飛行機の中で、ogの夫婦が声を掛けてきた。オーストラリア国内線と乗り継ぎの飛行機の席が隣同士だったからだ。アゲイン!とogは言った。正直話す気分でも無かった。フライトは長く、する事も無いのでお互いに色々話す。スージーとアンディという老夫妻で日本一周するらしい。北は秋田、南は四国。俺ですら行ったことがない。これが2回目の日本一周だそうだ。アンディはレコードコレクターで、コアなレコードショップの名前を出してきた。スージーは元デザイナーだそうだ。俺もオーストラリアに来た理由、つまりガンジャの仕事をしに来ていたと話し、ガンジャに捕まった親父がキッカケだと話すと爆笑していた。嫌味のない、ピュアな心を持つ2人に気分は随分マシになった。機内販売のビールを奢って貰った。俺の地元に来た時は連絡してくれとメルアドを渡し、成田空港のロビーを出て東京駅に向かうバスに飛び乗る。バスに揺られながら外の景色を見る。メルボルンを超えるビル群、高速道路。物思いに耽る。あのog夫妻を日本でおもてなししなきゃ、オーストラリアで優しくしてくれたog達に悪いな。幾度も助けて貰ったな。俺の旅は最後こそしけた形になったけど、意思を持って動けた筈だ。ガンジャを仕事にすると思って来たオーストラリアは、ツレや日本人達と会うことでワーホリらしい生活を送る事になったけれど何も後悔してない。人間らしさを得れた。それがなにより大事なんじゃないか?人の縁を感じ、愛を与えて、与えられた。忘れていた大事な事だ。バスに揺られて、東京駅に着く。地元までのバスを予約して、コンビニのおにぎりを食べた。簡単に食べれて美味かった。噛み締めながら、東京の夜空を見上げた。全てに感謝した。





最後に、カンナビスを仕事にする事を諦めていない。次はカナダか、いつか、色々まだ決断しかねてる。日本でかなりのお金を稼ぐ必要もあるしね。コッチでも、いい影響与えられる人間でい続けたい。ありがとうオーストラリア。ありがとうオーストラリアで会った全ての友達。また会おう。

徘徊

メルボルンシティからsaleまでやってきた。今はストリートでWiFiが飛んでるので書いている。ここ数日、歩いては戻ってを繰り返し電車を乗り継いでバスを乗り継いで、やっと着いたファーム街。といっても周りにはファームは見当たらなくここからまた少し移動するみたいだ。疲労感がダダ漏れている。多分俺の顔を見た地元民は気づくのだろう。暑い日中汚れた衣服を身に纏ったロン毛が歩いてる。怪訝な顔をしてゆくogの老若男女。今の俺には特に愛想を振りまく元気がない。でも愛想がキーだと思っている。生きてるだけで儲けている、今そう思う。

メルボルン

昨日からシティに住む友達と会い近況報告し、飯を奢ってもらいcrownというカジノへ。全財産を突っ込みもれなく負けて帰る事に。悪い癖が直らない。友達のカンパにより今生きてるけれど、先行きの不透明さに不安を隠しきれない。それでも友達の言葉に暖かい気持ちになる。プランとしてはファームのある地域を狙って動くか、シティで食い扶持を探すか。昨日から延々とインターネットで調べてはいるけど中々に芳しく無い。ずぅとバッパーにいても仕方ないので多少ウロウロしているけど東京並みにシティだ。俺が今持ってるのは100ドルを切るお金と2グラムのガンジャ、汚れた衣服。乗り切る術は見つかるのか、それも今日次第かな。